ポイントをもうひとつ、
転職エージェントは、信頼して良い身近なアドバイザー
人生何度もやり直せるとは言うけれど、絶対に失敗したくないものってありますよね?
第3位 旅先で夕食に選んだ店
第2位 転職
第1位 マイホーム購入
転職する人が増え、転職がごく普通の世の中になりました。
でも絶対に失敗したくないですよね。
「合わなかったらすぐ辞めて、また転職すればいいや」なんてそんな豪快さんばかりじゃないですから。
私ウツミ調べの、『想像するだけでゾッとする!絶対に失敗したくないビッグイベント!』において堂々の第2位である「 転職 」。
そんな「 転職 」というあなたの人生の一大事に親身になってくれる人はいますか?
家族や友人など信頼できる人が、きっとあなたに寄り添って話を聞いてくれるかもしれません。
でも、寄り添って話を聞いてくれる上に、的確なアドバイスをくれる人となると、なかなか身近にはいないのではないでしょうか。
実際に転職を経験した人が身近にいればすごくラッキーですね。
いろんな業界で働く友人がいる方もすごくラッキーですね。
転職エージェントはそのラッキーを実現します。
さまざまな業界情報の裏表に精通しています。
多くの転職希望者が抱える不安や悩みを解決しています。
そんな転職スペシャリストがあなたを味方します。
相応しい人を、相応しい企業へ橋渡しするのが仕事です。
転職希望者と企業の双方に相互利益をもたらすのが仕事です。
双方の期待にも応えることが、転職エージェントのやりがいですし、評判につながります。
無料で利用できるということが、逆に不安を煽っているという声も聞きます。
でも「あなた」という人材が価値ですから、それが十分な対価です。
ちなみに、転職エージェントの勝手な都合で無理やり転職先を決めることはできません。
良心の問題ではなく、転職先決定後の内定辞退や早期退職の場合は、報酬が得られないからです。
そんなことになれば、評判はガタ落ちとなり、その企業は二度とその転職エージェントを利用しません。
そのため、早期退職は、キャリアアドバイザーが最も犯したくないトラブルの一つです。
不信感や、悪い噂はいろいろありますが、転職エージェントは、信頼して良い身近なアドバイザーです。
今回はその不信感を少しでも拭えたらなと思っています。
ムカつく転職エージェント
信頼して良い身近なアドバイザーです。
と言っておきながら恐縮ですが、噂通り、ムカつく転職エージェント(キャリアアドバイザー)はいます。
あなたが転職エージェントに登録すると、割り当てられる担当者をキャリアアドバイザーと呼びます。
キャリアアドバイザーは、あなたに寄り添う頼りになる味方であるはずです。
でも残念ながら、あなたがムカつくと感じるキャリアアドバイザーはいます。
相性が合わないのではなく、嫌な奴はいます。
よく耳にするムカつくパターンを3つ紹介します。
加害者A「あなたのスキルじゃそんなに多くは選べないですよ」
加害者B「いやいやそんな高望みしすぎは良くないですよ」
加害者C「さすがにこの経歴だとその業界は無理ですね」
被害者A「間違えて登録しちゃった迷惑メールくらいメールが届きます」
被害者B「希望していない職種ばかりひたすら紹介してくる。面談の意味ねぇだろ!」
被害者C「在職中だって言ってるのに昼間に何度も電話がくる。そのくせ折り返しに出ない」
被害者D「傾聴を装いながら、すぐに内定できそうな企業を紹介する」
被害者E「ここ僕の一番のお勧め企業なんですよ!って、お前のベストなんかどうでもいい」
被害者F「「30代の女性ならやっぱり~」というように、私個人を見てくださらない」
転職エージェントがムカつく4つの理由
ではなぜ、本来は寄り添ってくれるはずのキャリアアドバイザーが、こんな嫌な奴になってしまうのでしょうか。
理由1 ノルマ
そのために残念ながら、しつこくなったり、急かしたり、強引になったりしてしまいます。
理由2 上司の圧力
良かれと思って提案していることの方が多いです。
というより、突っぱねるほどのことではないので、形式上あなたにその求人を紹介します。
「ちょっと○○さんの希望とは違いますけど、上司から紹介しろって言われているので、一応見ておいてください」
って言ってくれる場合もあります。
理由3 企業の圧力
しかしどうしても2か月以内に人材が欲しいという企業が多い場合、どちらを優先するでしょうか。
理由4 資質に欠ける
それは分かっていても、担当者に不信感を抱けば、買う気が失せます。
説明が分かりづらい。
自分ばかり話をしている。
見た目が嫌だ。
などなど、いろんな嫌な営業マンが考えられます。
とはいえ、我慢する必要はありません。
あなたの人生の一大事です。
人生で絶対に失敗したくないビッグイベント第2位です。
必ず信頼できるキャリアアドバイザーに伴走してもらってください。
「このキャリアアドバイザー合わないな」と思ったときの対応策
残念ながら、ムカつく奴や嫌な奴、相性が合わないなと感じるキャリアアドバイザーが担当になってしまった時の対応策をSTEP0からSTEP3で説明します。
STEP0というのは初めに持っておくべき心構えです。
STEP0 我慢しない
こちらの記事でも紹介していますが、不信感や警戒感を持ったままでも構いません。
【転職のこたえ】転職エージェントとの面談で絶対にやってはいけないこと
ただ、「味方を見つけるつもり」ではいてください。
警戒しすぎて、担当のキャリアアドバイザーに嫌われてしまっては元も子もないからです。
あなたが嫌われてしまっては、どんなキャリアアドバイザーも嫌な奴になってしまいます。
スローガンは「我慢しない。必ず信頼できるキャリアアドバイザーを見つける」です。
ラッキーな巡り合わせを祈るのではなく「見つける」のです。
STEP1 「転職活動の仕方」の希望を伝える
転職活動は始めることが大切です。
【転職のこたえ】転職に失敗したくないなら 転職エージェント 一択!で紹介していますが、徹底的な自己分析など、頭でっかちに事前準備をするより、転職エージェントと相談しながら活動した方が必ず良い結果につながります。
明確にしておきたいのは「転職活動の仕方」です。
希望する職種や勤務地以外の求人情報は全く紹介してほしくないのかどうか。
電話やメールのタイミングや頻度はどれくらいが望ましいのかなど、
なぜなら同じメールや電話の頻度でも、多すぎると思う方もいれば、もっとどんどん情報を欲しいという方もいるからです。
あなたの距離感を伝えましょう。
ただ転職する気がないと思われてしまうと、途端にキャリアアドバイザーの中でのあなたの優先順位が下がり、連絡が途絶えてしまいます。
転職活動の仕方は人それぞれでも、転職する気があることだけは(たとえウソでも)、必ず伝わるように努めてください。
初めにすべて伝えておこうとせず、接触の都度で構いません。
避けたいのは、しっかり意思疎通ができていれば信頼できるパートナーになったはずの相手を、警戒心と遠慮で失ってしまうことです。
STEP2 キャリアアドバイザーを替える
STEP1が通じない場合はキャリアアドバイザーを替えましょう。
遠慮は要りません。
よくあることです。
それぞれの転職エージェントにおいて、キャリアアドバイザー変更の手順は、その転職エージェントのサイト内で説明されています。
そのときの注意点は1つだけです。
変更の理由を明確にしなければ、次の担当者もどんな人が選ばれるのかが、不安で仕方ありませんよね。
そのためにもSTEP1が欠かせません。
逆に言えば、STEP1を踏んでこそ、自分が望む転職活動方法が分かるとも言えます。
STEP3 転職エージェントを変える
STEP2で紹介されたキャリアアドバイザーまでもが、あなたの希望する転職の仕方を無視するようであれば、転職エージェントを変えましょう。
ただそのときは新たな気持ちで始めましょう。
前回の転職エージェントの愚痴や不満を初めから話してしまうようだと、いくらライバル企業とはいえ、あなたに好意を持つことが難しくなってしまします。
他の記事でも紹介した通り、愚痴や悪口を言わないのが、転職エージェントを味方につけるコツの一つです。
特化型転職エージェントがおすすめ
転職エージェントをいざ変えるとなったときに、実はおすすめなのが特化型の転職エージェントです。
理由は3つあります。
理由1 ムカつく転職エージェントが少ない
ムカつく転職エージェントが少ないはずです。
あいまいな表現ですみません。
大規模の総合型エージェントに比べて、抱えている案件が少ない分、一つひとつの転職成功を大切にします。
言い換えれば、上で説明したような、ノルマや圧力などのしがらみが少ないために、転職エージェント本来のやりがいを追及できるためです。
実際、僕の知り合いのキャリアアドバイザーも、資本主義の権化のような総合型エージェントの上司と合わず、かと言って転職エージェントは続けたかったので、特化型の転職エージェントに転職した人がいます。
現在は、転職者本人も企業も彼自身も納得できる転職成功を積み重ねており、仕事が嫌な日がなくなったと言っています。
理由2 専門知識が豊富
特化している分、その分野では総合型の大手に負けないように、プライドを持って戦っており、あなたの希望職種にハマれば強力なパートナーとなってくれます。
また、経験はないが挑戦してみたいという業界の場合も、非常に詳しい知識を持っていて、誰よりも頼りになるアドバイスがもらえるはずです。
理由3 非公開案件も多い
特化型の転職エージェントには、個別の企業の信頼を得て、特別に非公開求人をいただいているキャリアアドバイザーが多数所属しています。
確かに総合型の方が求人数は多いですが、あなた個人を対象とすれば、希望しない求人が大量にあるということです。
年齢や職種、地域など様々な特化型転職エージェントこそ、あなたに寄り沿い、味方になってくれる可能性も十分あります。
私は自信を持っておすすめする特化型転職エージェントはこちらの記事を参考にしてください。
【転職のこたえ】転職エージェントとの面談で絶対にやってはいけないこと
検討の余地あり!ハズレとは言い切れないアドバイザーのタイプ
その1 若すぎる
あなたが45歳だとします。
担当についたキャリアアドバイザーが新卒の22歳だとします。
・・・・・・・。
絶対チェンジですよね。
だって「キャリアアドバイザー? キャリアないじゃん!」ってなりますよね。
やっぱり担当者の知識や経験の浅さは、転職希望者にとってとてつもない不安の種です。
確かにそうなのですが、知識や経験の深さと同等なくらい、親身になって働いてくれることは重要な要素です。
若いキャリアアドバイザーにはガッツがあります。
なぜなら若さが不利な仕事に、敢えて飛び込んできたくらいのガッツマンなのですから。
その困難な道を、給料のためではなく、人に直接貢献したいと思って飛び込んでくる若者が多くいます。
その志しやエネルギーは、企業の人事担当者の胸を打つこともよくあります。
重要なのは信頼と相性です。
若いキャリアアドバイザーも検討の余地ありです。
その2 年配すぎる
あなたが25歳だとします。
担当についたキャリアアドバイザーがベテランの60歳だとします。
・・・・・・・。
「親父より年上!」「話通じるのか?」ってなりますよね。
きっと「なんでこの人、この年になっても現場の最前線で営業マンしてるんだ?」
とか「能力低いからずっと現場なんだ」とか悪い想像をしてしまうかもしれません。
実は転職エージェント界には、フリーの転職エージェントが多数存在します。
個人事務所のような形でやっている方であれば分かりやすいですが、大手の転職エージェントの中にも、フリー転職エージェントがキャリアアドバイザーとして所属しています。
企業のサラリーマンとしてではなく、一匹狼として活躍されている転職エージェントです。
ということは、長い間業界で生き残ってきた知識と経験と、コネクションがあります。
企業によっては、
「○○さんの紹介の方しか受け付けていない」や
「○○さんの紹介であれば2次選考からで結構です」
ということが珍しくありません。
年齢差による苦手意識は置いておいて、大先輩に身を委ねてみる価値はあります。
というわけで、ムカつくのには理由がありますし、ムカつくキャリアアドバイザーに当たることの方がずっと少ないですよ。
大丈夫です。
大丈夫です。
きっとうまくいきます。
執筆 ウツミ 30代男 転職エージェント