【転職のこたえ】転職エージェントのメリット、あなたがすべき2つの重要アピール

転職
結論、2つのアピール
「私はあなたを信頼しています」
「私は転職活動を頑張っています」
これで、転職は最高の結果になります。

ポイントをもう一つ、

転職エージェントの4つの役割を把握してから利用しましょう。

 

【転職のこたえ】成功のための転職サイト・転職フェアの使い方

↑この記事でも激賞しているとおり、転職を成功させる上で、転職エージェントを利用することはマストでベストです。

とは言え「いったいどんなサポートをしてもらえるのだろうか」や「どこまで頼ってしまっていいのだろうか」など不安はまだまだあるはずです。

そこで転職エージェントを利用するメリットを改めてもう少し丁寧に解説します。

それに加えて、いくら便利でメリットだらけとは言え、気をつけておいた方がいいことあるので、転職エージェントの利用の注意点も説明させていただきます。

では、参ります。

転職エージェントのメリット 4つの役割

その1 自己分析のアドバイザーとして

適職相談や客観的な自己分析

「私に向いている仕事はなんだろうか?」
「もうこんな歳だし同じような仕事しかできないのか?」
「やっぱりSE職は未経験者には無理なんだろうか?」

転職したいなと考え始めたとき、誰もがたくさんの不安を思い浮かべます。
そのほとんどが、

「仕事は変えたいと思うけど、これ以上待遇が悪くなるようであれば我慢した方がまし」

「次の仕事をどう選んだらいいのかわからない。正解が欲しい。」
これらに集約します。

どこまで自己分析を深めていったとしても、分かるのは自分にできることやできないこと、挑戦したいことや避けたいことが分かるだけです。

この仕事の方が向いている、実はこの仕事もチャレンジしやすいというような、仕事のマッチングのようなことは自分自身ではできません。

企業の採用説明会や転職フェアなどで一つずつ話を聞くことは確かに有効です。
しかし、数がかなり限られてきますし、そういう機会ってあまり多くないです。

就職サイトで気に入った企業を一つひとつホームページチェックしていくのは大変ですし、チェックできたとしても、分かるのは表面的なことがばかりです。

そのときこそ転職エージェントの出番です。
あなたの担当になったキャリアアドバイザーが、自己分析のアドバイザーとして、あなたをサポートします。

あなたのこれまでの経験やスキルがどんな職場で生かせるか。
あなたの性格に適した仕事は何か。

きっと自分で1人では思いつきもしなった業界や職種、職域を提示してくれるはずです。

結果的に、「転職しない方が良い」という判断も、自分一人ではなかなか出せません。
転職エージェントとともに自己分析をしてこそ、現在の仕事に留まる決意もできるはずです。

その2 求人情報の達人として

内部情報に精通

転職サイトやハローワークに公開されている求人情報いわゆる求人票は、ウソが書いてあるわけではないですが、当たり障りない規定しか書かれていません。

でも本当に知りたいのは、リアルな現状です。

定時の勤務時間ではなく、部署ごとの平均的な勤務時間が知りたい。
決算賞与の記載があるが、ここ数年の実績が知りたい。
今採用したい人材は、男性なのか女性なのか。
いつから働ける人を求めているのか。

それらを知っているのが転職エージェントです。
たとえ知らないことであっても、あなたの名前を知られることなく、企業に直接問い合わせることが可能です。

また、個別の企業情報だけでなく、業界・業種の特徴についてもたくさんの知識を持っています。

システムエンジニアの仕事は長時間労働が当たり前と聞くが、実際のところどうなのか。
介護職は苛酷な職場のイメージだが、体力がない自分には無理なのだろうか。
営業の経験はないが、コミュニケーションには自信があるが勤まるだろうか。

そういうあなたの悩みをバンバン解消することができます。

非公開求人

転職エージェントを利用する最大の魅力は、非公開求人を大量に持っているということかもしれません。

世の中の求人の多くが非公開求人です。
非公開の理由はさまざまあります。

まずは転職サイトに掲載してしまうと応募者が殺到しそうな求人情報です。
企業にとって選考試験を開くということは、人も会場もお金もかかる大変なイベントです。
採用予定者若干名に対して何百人も受けられてしまっては、大変なコストがかかるということです。

公務員試験は非公開にはできませんので、どうしても告知して一般募集をするわけですが、広くさまざまな人材を募集したいということで、「学力試験なし」でおこなわれる公務員試験もまれにあります。

その場合、倍率が800倍とかになります。

面接なり作文なり何らか試験を全員にするわけですから、採用側の労力を考えると目も当てられません。

人気企業や好条件の企業の求人についても、公開してしまうと、普段転職をほとんど考えていない方であっても挑んできたりすることになるので、同じような状況になりかねません。

言い換えれば、非公開求人には良い求人が多いとうことです。

他にも採用ターゲットが絞られている求人情報や急ぎの求人も非公開求人であることが多いです。

「経験ある男性30代営業職」を探している企業があるとします。
しかし一般に公開して求人募集するときに「女性は現在採用していない」みたいなメッセージはかなり出しにくいのです。

ですから企業としては、少し費用がかさんだとしても、転職エージェントに非公開でターゲット絞った方が効率良いのです。

また、特定の転職エージェントにしか求人をお願いしないという企業も結構あります。
その企業に勤めたければそのエージェントしか窓口がないということです。

特定職種特化型エージェントやヘッドハンターと呼ばれるエージェントたちが、そのような求人を持っています。

そういう意味で求人数の多い大手の総合型エージェントにも、特定求人を多く持つ特化型エージェントどちらにもそれぞれの魅力があるのです。

その3 試験突破のインストラクターとして

突破できる履歴書・職務経歴書

選考試験を突破できる履歴書や職務経歴書が書けますか?
きっと多くの方が履歴書なんて、とても久しぶりに書くのではないかと思います。

私は書類選考の恐怖を知っています。

職種によるところではありますが、以前私が勤めていた企業は書類選考がかなり厳しかったです。

もちろん写真、字の丁寧さ、経歴やセールスポイントなど総合的に判断するのですが、一発ノックアウト項目がたくさんあるのです。

一発ノックアウトというのは、書類選考するメンバーに回すことさえされないということです。

分りやすい一発ノックアウト項目の例を挙げますと、

・修正してある(ホワイト、二重線)
・写真のネクタイがゆるんでいる
・写真が暗い
・誤字脱字

などです。

他にもありましたが、一発ノックアウト項目があると即不合格でした。

封筒が届きますよね。
開けますよね。
履歴書を開いて机に置きますよね。
写真が目に入りますよね。
ネクタイがゆるんでいたらポイ。

本当にそんな感じでした。
初めて僕がそれを見たとき衝撃的で震えました。

僕「そんなもんなんすか!?」
先輩「こんなの上に回したら怒られちゃうよ」

社会って厳しいって思いました。
ゾッとしますよね。

提出前に誰かに添削してほしくないですか?

そんなときは?

そうです。転職エージェントです。

しかも、彼らは受験先企業の情報をたくさん持っています。
ということは、記載の重要ポイントを知っています。

あなたのアピールポイントの中で特にどこを強調すべきか教えてくれます。

 

面接試験突破の強力なサポーター

面接試験突破にもかなり強力なサポーターとなります。

新卒であれ、転職であれ、書店に行けば「自己PR・志望動機の書き方」「受かるエントリーシート」「面接突破の10のコツ」みたいな就職対策本が大量にあります。
転職の試験を受けるのですからきっと参考になるはずです。

しかしやっぱりできれば効率よく対策がしたいですよね。
やみくもに面接突破テクニックを頭に入れるより、転職エージェントにその業界の転職試験でよく聞かれる質問を教えてもらっちゃうのが一番効率的です。

転職エージェントの中には相手企業とかなりのパイプができていて、実際の面接官から直接情報をもらっている人もいます。

そこまでのつながりではなくても、面接試験を受けるあなたの強力な援護射撃が撃てます。

例えば書類選考の免除です。

必ずではありませんが、よくあります。
転職エージェントの指導のもとで作り上げた選考書類が不合格になったら「なんそれ」ってなりますよね。

 

アフターフォロー

他には面接試験後のアフターフォロー。

面接に疲れたあなたのアフターケアでありませんよ。
面接試験でうまく気持ちが伝えられなかった場合などに、企業の人事担当者にフォローを入れてくれます。

加えて、次の選考を突破するための修正点を聞きだしてくれたりもします。

あなたの内定獲得は転職エージェントにとって自分事です。
それが僕らの仕事です。

その4 条件交渉のネゴシエーターとして

代わりに質問・交渉

聞きにくい質問や要望をあなたに代わって企業に通してくれます。

基本給のことやボーナスの詳細、残業手当などお金ことは少し聞きづらいですよね。

他にも、入社時期を少し遅らせてほしいとか、初めの配属部署は要望を聞いてほしいなど、受験する側であれは交渉しづらいことを、あなたに代わってしてくれます。

個人的には、これが僕ら転職エージェントの最大の価値だと思っています。

だって絶対に自分一人ではできないですもん。
直接自分で配属部署の交渉をするなんて決死ですよね。
玉砕覚悟です。
でも転職エージェントにとっては余裕のことですし、相手企業にも悪い印象を持たれることなく、交渉することができます。

転職エージェントに裏切られないかなと心配して、質問や交渉を遠慮する必要はありません。

なぜならあなたを合格させ就職させなければ、転職エージェントに報酬は発生しないからです。
ですからあなたを裏切るというのは、すなわち転職エージェント自身の不利益なのです。

また、転職エージェントから紹介された企業を同時並行で数社受験することもよくあります。
そのとき最終合格発表時期がずれていたらどうですか?

まだ他の企業の結果が出ていないのに、内定受諾を迫られてしまうということです。

嫌ですよね。

せっかく頑張って転職活動したんですから、全部結果を出てから決断したいところです。

その交渉も転職エージェントはします。
同時に受験している企業の合格発表もしくは入社承諾の締め切り時期を揃えてくれます。

以上4つの役割が転職エージェントの利用メリットです。

使わない手はありません。

 

転職エージェントの利用の4つコツ・注意点

転職エージェントのメリットを最大限利用するために、あなたが意識すべき転職エージェント利用のコツ・注意点を説明します。

視野を広げる、業界や職種を絞らない

どうしても今までの経験や知識から業界や職種を絞りがちです。

でもそれはいつも正しいとは限りません。
自分を過小評価しすぎているために諦めてしまっているだけで、客観的に言えば十分通用するという業界も多くあるはずです。

また、今まで関わることがなかった業界でも、内部情報に詳しく働きがいについての知識が深い転職エージェントから説明を聞けば、目からウロコとなり、積極的に活動される方も大変多くいらっしゃいます。

全部受けない

とはいえ、紹介されるすべての案件について活動する必要はありません。

担当のキャリアアドバイザーも視野を広げていただくために、初めは広範囲に求人情報を紹介することが多いです。
しかし納得できる転職先を見つけるためには、雑に活動してはいけません。
並行して活動できる企業の数は特定できませんが、以下のことを頭においておきましょう。

面倒だなと思わない最大の数で活動する。

転職エージェントに完全おまかせでは納得できる転職はできません
「これで良かったのかなぁ」というモヤモヤが残ります。
納得のためには自分自身のリサーチも必要です。
企業HPを閲覧したり、その企業に関する口コミサイトで実情を調べたり、転職サイトでの一般の募集情報をチェックしたり、モヤモヤが残らないように、できればワクワクできるようにリサーチをします。

となれば、同時並行で活動できる企業数は限られてきます。
納得リサーチが面倒だなと思わない最大の数で活動しましょう。

最大の数でというは、同時並行にもメリットはあるということです。

1つは、比較しながらやれること。
選考が進むにつれて、その企業の印象が生々しく伝わってきます。
そうすると比較ができ優先順位がはっきりしてきます。

また、ダメージ軽減にもなります。
転職エージェントの紹介であるとはいえ、確実に内定するわけではありません。
もし1社ずつ活動をしている場合は、不採用のたびにイチからやり直しです。
それはそれは大変なことです。

もう一つ挙げれば、内定保留に期限があるということです。
同時に複数社の選考を受けていれば、内定時期の調整を転職エージェントがしてくれます。

しかし、1つずつ順番に受験した場合、内定をもらった後に他社を受験したい場合、1社目の内定は断ることになると思います。
なぜなら2社目以降の結果が出るまで、内定保留ができるとは考えにくいからです。

丸投げしない

いくら有能な転職エージェントとは言え、完全に丸投げしてはいけません。

転職エージェントも相手を見ます。
自分の人生の一大事である転職を他人に丸投げしてしまう人を、自分の大切なお客様(企業)に紹介するでしょうか。

「ブラック企業ばかり紹介された」
「受けるって言ってないの勝手に応募された」

ネット上でこんなクレームを見かけることがあります。
本当にひどい転職エージェントに巡り合ってしまい、そんな目に遭ったのであれば、同業者として心から申し訳なく思います。

ただ、転職エージェントに丸投げしたばっかりに起こってしまったトラブルではないのかなと思ってしまうのも正直なところです。

「ブラック企業ばかり紹介された」
転職エージェントの提案にはっきり意思表示をしていなかっために、紹介企業が自分の条件とかけ離れており、それをブラック企業と表現しているのではと思ってしまいます。

転職エージェントがわざとブラック企業を選んで、当てつけのように紹介するということはあまり考えられません。

「受けるって言ってないの勝手に応募された」
基本的にはそんなことありえません。
異常です。

ただかなり転職エージェントに寄った見方で考えてみると、転職活動の一環で、実際に試験を受けてみるということを体験してもらいたかったのかとも思えます。

一撃必殺で決まる転職もありますが、ある程度の企業を狙うとなると、面接試験突破の技術も必要になります。

最終合格イコール転職決定ではありません。
合格後に辞退はできます。

特に面接試験で苦労しそうな方は、どんどん試験を受けるのも一つの手です。
いざ本命というときに本領発揮できないのも悲しいことです。

【転職のこたえ】 転職エージェントの使い方、あなたがムカつく理由

↑こちらの記事でも紹介していますが、しっかりとした意思表示と、転職エージェントに嫌われない努力は必要です。
それができていればこのようなトラブルは決して起きません。

まったく同じ状況に陥ったとしても、信頼関係があれば、全く印象は異なっていただろうとあなたも理解できるはずです。

返信と2つの重要アピール

信頼関係の構築にはコミュニケーションが肝です。

転職エージェントのことを無料で利用できる手軽なツールとは思わないでください。

あなたに寄り添い、あなたの人生をサポートする大切なパートナーです。

ですからあなたも大切なパートナーとして接してください。
友達以上恋人未満くらいでお願いします。

大切なパートナーからメールが来たら無視しますか?
しませんよね。

内容は業務的であろうと相手はあなたを想って連絡をくれています。
必ず返信メールや折り返しの電話をしてください。
大急ぎじゃくて良いです。
友達以上恋人未満です。

アピールも忘れすにお願いします。

 

「私はあなたを信頼しています」と
「私は転職活動頑張っています」です。

この2つのアピールをしていただければ、僕ら転職エージェントはドラえもん級に頼りになるパートナーになるはずです。

 

大丈夫です。
大丈夫です。
必ずうまくいきます。

 

執筆 ウツミ 30代男 転職エージェント

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